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おいしいご飯が食べたいよう!!
 

 韓国料理といえば、「焼き肉・キムチ・ビビンバ・クッパ」と豪華な料理のオンパレードと考えている方が多いでしょ。もちろんそれは正しいです。 しかし、それしかなかったらどうします? 豪華な料理も2、3日食えば飽きる!  このページでは「韓国の外食事情」をお伝えします。誰か安くて美味しい魚を送ってくれー!


 「韓国料理は美味しい」

 これは誰がなんと言おうと真実である。確かに唐辛子とニンニクを大量に使 った料理は、かなりスパイシーで全然食べられない人もいるだろうが、辛さにある程度慣れると、素晴らしい味の世界が広がることを約 束できる。 観光旅行でいらっしゃった方は、その量とダイナミックな料理にため息を漏 らし、料理のために「もう一度韓国へ!」と思うこと請け合いである。

しかし!

 私はあえて言いたい、「料理のバラエティー・魚の新鮮さ・簡便さは日本が 一枚上手だ」ということを!
 1990年、韓国に来た当時は、スーパーの棚に陳列されているものが「非 常に単調」であった。 それは現在でも大きな違いはない。まあ、それはいい。日本が多す ぎると考えればいいのだ。ただ私が声を大にして言いたいのは、

美味しい魚がない

ということなのだ。こんなことを言うと韓国人に爆殺されそうだが、事実なの だ。私は韓国に来て「焼き魚は刺身にできるぐらい新鮮な魚が必要だ」ということに初めて気がついた。
 韓国の魚料理を見ると、刺身を除いては、油で揚げたり、唐辛子みそで煮付 けたりしたものが多い。もちろん焼き魚もあるが、スーパーで売っているもので 作ることができないのだ これは流通過程に問題があるのか、韓国では「冷凍魚 」が非常に多い。それを上手に解凍すればいいのだが、スーパーで溶けた魚を冷 凍したり、変な解凍のし方をしたりして、ほとんど「グチャグチャ」状態になってるものが多い。これでは濃い味付けでごまかすしか仕方がないかもしれない。先日魚の卸売市場に行って、ぶりを三匹ほど買って来たのだが、苦労してさば いて焼いてみたら、とても食えない。仕方がないので捨ててしまったが、うちに来る家政婦 のおばちゃんは「唐辛子と一緒に煮たら美味しいのに・・」とぶつぶつ言ってました。


日本の家庭料理には国籍がない

 韓国人に聞くと「私は洋食はちょっと…」などと日本的な発言はしないで、 「嫌いです」とか「まずくて食べられません」という人がいる。もちろん若い世代は「キム チが嫌いだ」とか韓国人のアイデンティティーを覆すようなアンケート結果がでる現状だが 、30代の韓国人男性は非常に料理に関して保守的だ。
 日本では当たり前になった「朝食抜き」も「パン食」も30代の男性からは 「信じられない」ことだそうだ。実際に夫婦喧嘩で妻が夫に対する報復手段として、かなり ダメージを与えるものとして、「朝飯作らず攻撃」などがある(その他、家に入れず攻 撃・電話をかけたら「死んだと思え」という攻撃などバラエティーは豊富)。
 そんな彼らが愛してやまないのが家庭の韓国料理だ。お母さんの・奥さんの 自慢料理は?という質問をすると日本なら、それこそ千差万別、どんな料理が出て来るか分からない。しかし、韓国ではだいたいこの二つの料理が、その90パーセントを占めると 言ってもいいだろう。その料理の名前は「キムチチゲ」と「テンジャンチゲ」だ。
 前者は古くなって酸っぱくなったキムチを豚肉と一緒に汁にしたもの。後者 は韓国の味噌「テンジャン」を使った豚汁風実だくさんのみそ汁と考えればいい。
 また、もてなし料理もほとんど画一的だ。私は数十人の韓国人家庭に招待さ れて、そこでご馳走を食べ散らかしてきたが、次にあげる料理で韓国のもてなし料理の90 パーセントをカバーできると思う。 約束しよう。もし貴方が韓国人の家庭に招待されて、 次の料理が一つも出なかったら私は頭を丸めてもいい。

韓国のもてなし料理の献立

 料理名

            内   容

ミオククッ

ワカメスープ。牛肉が入ってる場合が多いが、ムール貝のも美味しい

ホバックジョン

ズッキーニの卵の付け焼き。しょうゆにつけて食べると美味しい。

センソンジョン

白身の魚(鱈)の卵の付け焼き。ホバックジョンと一緒に出る。

トッコッチ

カニかまと牛肉と餅をようじで刺して焼いたもの。

プルコギ

ご存じ「焼き肉」。「カルビ」の場合もある。

チャプチェ

春雨と牛肉・人参・タマネギ・ほうれん草などをゴマ油で炒めたもの

フェ

刺身。白身魚が好まれるが、最近はマグロが人気。

カルビッチム

カルビの固まりをゆで卵や人参・ニンニクなどと一緒に煮込んだもの

ジャンチョリム

牛肉を醤油で煮込んだもの。

野菜サラダ

リンゴが入っていることが多い。

キムチ

これは言うまでもないでしょう。

クルビ

イシモチ。魚の一種。韓国では非常に高価。美味しい。

タンスユッ

酢豚。日本のものとはかなり違う。

オジンオボックム

烏賊の唐辛子炒め。

タッカンジョン

鳥の足の甘露炒め。

カルビッタン

カルビスープ

ユッケジャン

カラーイ牛肉スープ

以上は「外国人が来たから韓国的なものを…」などという配慮から選ばれたメニューではない。外国人が来ようと、韓国人が来ようと、日本人であろうと変わらない。いわゆる日本の「すき焼き・天ぷら・寿司・刺身」といった外国人用メニューとは違うのだ。

なーんだ。バリエーションもあって、美味しそうじゃんと言う方がいらっしゃるだろう。

 私の言いたい問題は、「どこに行っても同じ」ということなのだ。日本なら地方によって郷土料理とか、名物料理とかがそれこそ数えられないほどあるだろう。
 だから日本の料理番組はいつまでたっても不滅なのだ。しかし韓国では駅弁はどこに行こうと「海苔巻き」だけだし、ドライブのお供はどこでも「するめとホドカジャ(クルミ饅頭)」だから問題なのだ。

 日本の食卓は明治維新以来、各国の料理を取り入れてきた。それがいいことかどうかは別として、非常にバラエティーに富んだメニューを我々は賞味することができるようになった。 ある人は日本の家庭料理には国籍がないといったそうだが。コメ(ジャ ポニカ種)を主食とする限り、それは日本の食卓と言えるのではないだろうか。なぜなら「おかず」はコメを美味しく食べるためのものだからだ。(と私は思う!!)

 明治維新以前も外国から取り入れられた料理は多いんじゃないだろうか。韓国人は「豆腐」は韓国が起源だと言っているし…。

 話がだいぶそれてしまいましたが、とにかく韓国の食卓は非常に保守的で、 新しいものの侵入を許さない雰囲気がある。これから韓国の食生活はどのようになっていく のか非常に興味があるところだ。最近の小学生の好きな食べ物ベストテンには豚カツ・ピ ザ・寿司・ハンバーグ等、外国の料理のオンパレードで、嫌いな食べ物ではキムチが筆頭 に挙げられていた。今後10年の動向を注目したいものだ。


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