韓国に在住する日本人にとって、食生活の充実は精神的にも非常に重要である。日本では全然食べたくなかった納豆も、韓国で食べれば非常に美味しい!!(納豆嫌いな人は韓国で生活すれば直るよ!)
このコーナーでは韓国では手に入れることがちょっと難しい(または非常に高い)食品を紹介しまーす!
|
|
|
|
韓国では一般的に「乳製品」が非常に高い。牛乳のような基本食品はあるが、「乳加工製品」は目玉が飛び出るほど高い場合がある。
その中でも「ホイップクリーム」は入手困難度1位だろう。高級デパートでたまに見かけることがあるが、非常に数が少ない。また、買って実際に作る段になると、大変な労力が必要になる。日本の製品と違い、いくらかき回しても泡立たないのだ。手作業はあきらめた方がいいだろう。
オリンピック前の韓国では(1988年以前)生クリームケーキの入手は大変困難だった。それもやはりホイップクリームが一般化していなかったからだと推察できる。
じゃ、どんなケーキを食べてたのかというと、なんと、昔懐かしい
バタークリームケーキ
を食べていたのである。初めて韓国でケーキを食べたとき「何か変だなあ」と思いつつ食べていたのだが、バタークリームなんて本当に久しぶりで、「珍しいクリーム」と思って食べていたのですよ。トホホ。バターと気づいたときは懐かしさで涙が出ました。
|
と、オカトホ様が述べていますが、最近は生クリームのケーキも見かけるようになりました。私、山田ル太ーが韓国で誕生日を迎えた時もお祝いにみんなで生クリームのケーキを食べました。日本のと全く同じ形・大きさでロウソクもありました。でも、でも 「なーんか味が違う」 のです。日本のと比べて、まろやかさとほんのりとした甘みがないのです。 付言ですが、私は韓国で「ケーキ屋」を見たことがありません。ショートケーキも見たことがないです。誕生日用のケーキやホイップされた生クリームは全てパン屋で見ることができます。 さらに付け加えると99年に入ってからホイップクリームはよく見かけるようになりました。メイル乳業が出している「フィピンクリム」というやつです。ただこのホイップクリーム、なかなか泡立ってくれません。相当の根気と力が必要です(これは上記のオカトホ様と同意見)。おまけに1リットル入り。こんなにあってはいつ使い切れるか分かりません。でも、デンマーク牛乳というメーカーから500ml入りのホイップクリームも出ています。 さらにさらに、ある読者の方から「韓国の生クリームは植物性なのではないか」という御指摘を受けました。日本は動物性だそうです。その違いから、韓国の生クリームにはあっさり感があるのではないかと思います。 |
|
|
|
|
韓国に来て間もない時、同僚の先生が「韓国には、シチューのルーはないですよ」とさらっとおっしゃった。最初は「あ、そう」と思ったのだが、3秒後に「なぬー」と声を荒げてしまった。
確かに、存在しない。クリームもビーフもない。どうしてカレーはあるのに、シチューはないんだ? どんな理由で存在しないのだろう?
(ということで、この疑問に対して近日中に調査し、報告する次第であります)
|
|
|
|
おいおい、そんなものいらんだろう。という声が聞こえてきそうであるが、やはり、これがないと刺身は味が半減する。刺身がなければそれで済むかもしれないが、現在韓国では刺身は「外食人気度ナンバーワン」に位置し、それだけ刺身を食べる機会が多いのだが(以前は白身しか食べなかったが、現在「まぐろ」が大人気。マグロ専門のチェーン店も大企業の資本で展開中!)そこには、シソの葉がないのである。
「ちょっと待て、韓国ガイドブックの写真でシソの葉を見たぞ!この野郎!」と思った方は、早とちりしないでいただきたい。確かに韓国にはシソの葉と外見上全く同様の葉がある。韓国料理にも欠かせない、その葉の正体は実は「エゴマの葉」なのである。
私も初めてそれを見たとき、「わあーい、シソの葉だ!ばんざーい!」と思ったものだ。トホホ。喜んで刺身を包んで醤油につけ食べると…
何だこれ!
外見がこれほど似ているのに味が全く違うというのは驚異である。貴方もこの不思議な体験を是非してほしい。たとえて言えば、ケーキを食べたら納豆の味がしたのと同レベルのショックである。
ただし、エゴマの葉の名誉のために一言付け加えると、この食材も非常に美味しいものである。焼きめしなんかに入れて食べると、いい匂いがするし、醤油につけ込むと「味海苔」代わりの美味しい副食物にもなる。
ただ、我々日本人の先入観がこの葉の味を視覚と連動させてしまい、視覚神経と味覚を司る神経のギャップにより、拒否反応を起こさせるのである。
日本でシソの葉なんか食べたことがない人は素直にこの「エゴマの葉」を賞味することができるでしょう。
その一方、シソが忘れられない日本人はベランダのプランターでこそこそとシソの葉を密栽培する事になるんです。トホホ…。
|
|
|
|
塩鮭…。うーんなんと素晴らしく、頼もしく、美しい言葉だろう。し・お・じゃ・け。歯茎摩擦音に母音の「お」を添え、硬口蓋有声破擦音の力強い響きが、「し・お」という発音を包み込み、軟口蓋無声閉鎖音の「け」で締めくくる。「シ・オ・ジャ・ケ」。何回言ってもいい言葉だ。
鮭は韓国でも高級魚である。鮭の切り身は牛肉の価格に匹敵する。しかし、鮭はただの焼き魚ではちょっとパンチに欠ける嫌いがある。鮭はやはり「塩鮭」が最高だろう。勿論刺身もうまい。しかし、ご飯を大量に食べるためには、塩がきいた「塩鮭」が最高なのだ。
私(オカトホ)は塩鮭恋しさのあまり、スモークサーモンを焼いてみるという暴挙に出てしまった(スモークサーモンはカナダ産の冷凍物が比較的安価に売られている)。しかし、スモークサーモンはやっぱりスモークサーモンだ。
気持ち悪いからこんなことはしないほうがいい!
|
|
|
|
これはちょっと意見が分かれる食品だろう。「そんなものなくてもいい」と言う人もいるだろうし、「こいつがなくっちゃ、朝飯はくえないぜい」と言う人もいらっしゃるかもしれない。しかし、人間というのは不思議なもので「食べられない」となると「死ぬほどたべたくなる」のである。
私は10年ぐらい前に中国に行ったことがある。私(オカトホ)はその当時も今も「コカコーラ」は全く飲まないのだが、中国でコーラの入手が非常に難かしいことを知ると、とたんに「飲みたくて死にそう」になってしまった。中国における「コーラ」は、まさに韓国における「納豆」に当たる。
普段は食卓の上にあっても「無視」(ああ、なんてもったいないことだ)されることが多い納豆だが、韓国ではこいつがあれは、ディナーのメインディッシュになりうる。
たまたま「ミニ納豆」なんかが手に入ったら、家族三人で壮絶な争いが起きる。「一粒多くとった!」「容器に残ったねばねばは私がもらった!(容器にご飯を少量入れて、ねばねばにからませると絶品!」などという、醜い家庭内紛争が起きるのだ。
さらに! あの納豆についている「たれ」はなんてうまいんだろう。あれを発明した人にはノーベル賞受賞の権利があると、私は声を大にして言いたい。あのたれが「まずい」なんて言う奴がいたら、私はそいつに果たし状をたたきつけてやる。
話は変わりますが、登山食に「インスタント納豆」とかいって、水で戻すと納豆になる製品があります。これもなかなかいけます。韓国ではこの程度の味でも十分美味しく食べられます。
|
|
|
|
やっぱり人間というのは子供の頃に食べた物から逃れられないのだろうか。外国生活が長くなればなるほど食べたくなるのは「幼少の頃」慣れ親しんだ物が多い。そのなかでも小学生の悪ガキどもと争って食べた学校給食の「焼きそば」は今でもよく思い出す物の一つだ。
この料理は基本的に「めん」と「ソース」があれば、比較的簡単に作ることができる。もちろん「油肉・キャベツ・アオノリ・紅生姜」は欠かせないが、やはりここ韓国では入手が難しい物が多い。一つずつ検証してみよう。
★麺
これがちょっと難しい。韓国のインスタントラーメンを流用する方法もあるが、やはり生麺がほしいところだ。こいつはスーパーで売られている「生ラーメン」の麺(または「ジャジャンミョン」の麺)だけを使う。油をなじませれば、何となく「焼きそばめん」になる。
★ソース
焼きそばソースの入手は偶然に頼るところが多い。輸入品店に行けば、各種調味料を入手できるが焼きそばソースは需要があまりないため、目にすることが少ない。まあ、こまめに店に顔を出して見つけたらすかさず買っておくことが肝要だろう。
★油肉
これは豚の三枚肉をつかえばいい。この肉の入手には全く苦労しない。
★キャベツ
これもどこでもある。ちなみに韓国名は「ヤンペチュ(西洋白菜)」オイオイ…
<(山田ル太ー・注)しかし、韓国のキャベツは日本のよりちょっとかたいです。>
★アオノリ
こればっかりは韓国では入手不可能。軽い物なので日本で大量に買ってくるしかない。お好み焼きにも使えるし…。
★紅生姜
これも韓国にはない。日本での大量買いでしのぐしかない。
このように見てみると「日本であまり重要視されていない、ちょっとした食材」の入手が難しいようだ。日本でアオノリとか紅生姜を血なまこになって探している人なんかはいないが、韓国あたりにくると貴重品になる。しかしシンガポールとか香港とかアメリカではこんな苦労はしないよね。日本の流通業者(そごう・西武その他)が入っている国が本当にうらやましい。(T_T)
|
|
|
|
テグに「Homeplus」というアメリカ型のショッピング・モールがあり、日本の食材(くどいけど、シチューのルー・塩鮭・納豆・アオノリ・紅生姜はない)も結構揃っている。無論、洋食の食材もある。
だから、「粉チーズぐらいあるだろう」と見て回ったのだが、ないのである。スパゲッティーのコーナー、チーズのコーナーを見てもない。どうしても欲しかったので、つたない韓国語で「粉チーズはないですか?」と店の人に聞いてみたところ、きっぱりと「ありません」。もう涙が出そうになった。
でも、それからしばらくの後、テニスボール3個分は入る大きさの缶の粉チーズが売られていた。きっとこれは私(山田ル太ー)が指摘したからに違いない、と今でも思っている。(でも、その粉チーズ、まずくてしょうがない)